PCでのAVライフのトピック
- ONKYOとは音響、今はオンキヨー
- 2008/10/06
- 投稿者
- 岡島緑郎(六郎)
- 内容
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薄暗い低残響設計のONKYO本社視聴室は、京阪香里園駅から徒歩約10分の地にあった。
商店街を抜け、秋の運動会で賑わう小学校の校庭を脇に、かつては日本国内のスピーカーユニットの生産を一手に引き受けていた工場の跡地は、今はスポーツクラブやおもちゃ店へと変貌している。
当日視聴させていただいたのは、ヨーロッパで高い評価をうけ、フロント用にもリア用にもONKYOのスピーカーセットに多く利用されるD-302E。同社フラッグシップモデルのAERO ACOUSTIC DRIVE技術を受け継ぐシンプルなサブウーファー。そしてBASE-V20HDという、コンパクトなAVセンターの構成だ。
おいらも、普段から2.1chや5.1chのサラウンドシステムを常用しているが、正直2.1chでは後ろに回りこむ音の感覚に満足が得られない。しかし、家庭での設置環境を考えると、5.1ch以上のスピーカーセットを常時設置しておくには、多少問題がある。そこで、各社が苦心しているのが2.1ch時の残響計算をする独自プロトコルだろう。
各ユニットの詳細な感想は、後日またご報告するとして、今回は視聴会自体の雰囲気をお伝えします。
薄暗い室内での簡単な撮影で、ちょいと粒子の粗い画像で申し訳ない。液晶ディスプレイはSHARPのAQUOS32インチ。両脇にD-302Eを配置し、サブウーファーは左下の床面に、安定度を確保する石版を敷いて設置。ディスプレイ下にはセンタースピーカーユニットもセットされていた。低残響室の為、室内は直角になるコーナーが無い設計になっており、壁面も2種類の素材が交互に張られ、床は厚めの絨毯。正面と背面は厚めのカーテンという構成で囲まれた空間だ。無残響ではないが、実際のリビングなら20畳以上の大きな部屋に相当するのではなかろうか。わずかハガキ1枚程度の正面サイズしかないD-302Eにとっては、多少過酷な環境といえる。
まずは、開発者の設計思考の説明など… ま、通りいっぺんww ふむふむ^^;
しかし、この後の方の話が面白かった。
どんな会社にも、「あ、この人、好きでこの仕事選んだな」と思える人がいる。おいらの過去の出会いの中では、アサヒビールのマイスター講習の講師や大関の関寿庵の店長などは「まぢ、酒好き」。ミズノの広報担当者は、スポーツ好き。にゅ~アキバのたけちゃんは、ゲーム好き。写研の広報営業氏は演劇好きだww ONKYOのこの方は、まぢで音楽好きなんではなかろうか。良い社員が引っ張る企業の製品やサービスには、「愛」があるんだよねぇ~。
視聴結果からいうと、残念ながらあんまり大きな感動は無かった。セッティングが良くなかった為か、ウーファーは入力過多で、ピーク時にぼんつくし、座席がちょいと右よりだった為か、センターの定位が良くない。しかしフロントのD-302EはYAMAHAの名機NS-100/1000系の細かな音像ディテールの再現性に負けずとも劣らない「いい鳴り方」を感じさせた。
今でも、積極的に製品発表会やセミナーに参加しているおいらではあるが、オーディオメーカーらしい良い視聴会に参加できた事は、喜ばしい限りでした。
オンキヨーの直販ショップe-onkyo direct:http://www.e-onkyo.com/
実は、リンクシェアのアフィリだったりしま^^
http://www.linkshare.ne.jp/review/