WarRock Tech Lab.のトピック
- UI&サウンド編
- 2008/03/10
- 投稿者
- 岡島緑郎(六郎)
- 内容
-
マウスやキーボード、その他グラフィックス以外のユーザー・インターフェース情報を。
また、サウンドカードの追加は、簡単なパフォーマンスアップにもなります。
操作面での入力デバイスの環境整備は、比較的安価にアップグレードできる事が多いので、貴重な情報公開をお待ちしています。
コメント 1件
2008/03/15 [15:38]
みなさん、ご機嫌いかがですか?
今日はサウンド・ボードについてカキコしてみます。
現在のMPU(CPU)の性能は、一般的なデータ処理には十分な性能があり、持て余すMPUの性能を何かに利用できないか? と考えられた時代がありました。その、最初の出来事が、サウンド関連のデータ処理です。
最近は、とんと見かけなくなりましたが、AMR(Audio/Modem Riser)って知ってますか? 1998年頃、サウンド関連データ処理をMPUにさせるため、電気的ノイズに弱いサウンドデータを、電気的に切り離す為にインテルが提唱したライザー・カード(拡張カード)の規格です。翌年には、i810が発表されグラフィック処理までMPUに一部負担させるようになりました。最近のマザーボードには、オンボードでサウンドチップが搭載され、MPUがサウンド処理をするのは当たり前になってますね。モデム機能もその後のCNR規格により、ノートPCではMPUが処理するのが当たり前になってます。
しかし!
ゲーム環境における3Dサウンド処理は、MPUにとってちょいと負担が大きい存在です。
その為、あまり認知されていないようですが、ゲーマー用と呼ばれるマザーボードのほとんどの製品には、サウンド機能を切り離した製品が多く存在します。逆に考えると、低スペックPCでゲームを楽しむためには、オンボードサウンド機能を停止し、サウンドカードを追加することでパフォーマンスアップが期待できるのです。
情報が少ないのですが、2~3年前にどこかの雑誌でベンチマーク結果が公表されていました。サウンドカードとオンボードサウンドでは、20~30%ものパフォーマンスの差があったように記憶しています。ただし、現在のMPUの性能は、当時よりも上がっていますので、ここまでの差が出るかどうかは不明です。
拡張カードとしてのサウンドカードは、オンボードチップの普及であまり販売されなくなってきていますが、場合によっては1,000円程度で入手できるものも多く存在し、手軽なアップグレードパーツと言えるでしょう。
画像は、定価\1,980-のCreative Sound Blaster 5.1 VXです。
また、ONKYOやCreativeなどは、高級サウンドカードの販売を続けており、Hi-Fi(なつかし~)オーディオのスタンダードにもなってますよね。
ただし、Creativeなどのサウンドカードでは、馬鹿みたいにユーティリティが付属していて、全部インストールすると、逆にMPUにとっては負荷になりますのでご注意! またXPのSP2以降、USBサウンドデバイスが標準でサポートされるようになりましたが、一部の製品を除きUSBサウンドデバイスの処理は、AMR同様MPUで行われますのでパフォーマンスアップにはなりません。
ビデオキャプチャーカード等でも、MPUで処理を行うソウトウェアエンコードの製品より、ハードウェアエンコーダー搭載機種の方が、多少高価になりますが、MPUへの負担が少ないですよね。